よみたい万葉集

文・絵 まつした ゆうり
文(共著) 松岡文・森花絵
監修 村田右富実

2015年2月  西日本出版社より 出版
2015年3月  図書館振興財団 中学校選書事業に選ばれました
2015年9月  長野県社会福祉審議会 児童福祉専門文科会 推薦図書に選ばれました
2016年4月  第2版
2016年  韓国語版 出版
2017年3月  第3版 1万部突破
2018年8月  Amazon 万葉集部門でベストセラー1位獲得
台湾語版 出版予定

 
《使用画材》 水彩絵具・顔彩・色鉛筆など
 
万葉集をこれまでに無いアプローチ、かゆい所に手が届く形でお届けした書籍。
酒、笑い、旅など11のテーマから読み解きます。
『もっと楽しむ』では音や伝説歌、
万葉新聞コーナーでは食や装いなども取り上げ、
巻末には地図や季節の花鳥など、資料も盛り沢山。
シマフクロウのかみさまがうたったはなし

文・絵 まつした ゆうり
 知里幸恵「アイヌ神謡集」より

2014年  (公財)アイヌ文化財団 出版
2013年  財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構主催  幼児向け絵本コンペ
            最優秀賞受賞作品

 

 
《使用画材》 水彩絵具・パンパステル・色鉛筆など
 
* おはなしのあらすじ *
 シマフクロウのかみさま は、よぼよぼのおじいちゃん。
 だいじな用事を果たせずに、とってもとっても困っていました。
 するとそこにカラスの若者があらわれて・・・
 ホシガラス、カワガラスと、いろんなカラスが次々お家を訪れます。
 そして、シマフクロウのかみさまが困っている理由とは・・・?
 民話らしい繰り返しのリズム、身近な生き物との暮らし方を
 見つめなおすようなお話です。
 
この絵本は、出版元がが主催されている幼児向け絵本コンペにて
最優秀賞を受賞し、出版されました。
非売品のため店舗等で販売はされておりませんが、
全国の児童施設や図書館等に配布されているそうです。
よかったらお近くの施設にてご覧ください。
「アイヌ神揺集」 (岩波文庫) は大正中頃、知里幸恵さんというアイヌの少女が、
自分の家に昔々から口伝で語り継がれてきた物語”カムイユーカラ”を一冊にまとめたものだそうです。
アイヌ語と日本語訳の両方載っており、言葉の響きの違いや面白さも合わせて楽しめます。
NHK教育の「にほんごであそぼ」でも、「銀の雫」のタイトルで「シロカニペ ランラン ピシカン」
のフレーズとともに、歌と踊り付きで流れていたのをご存じの方は多いかもしれません。
 
神謡と訳された”ユーカラ”は、神様が一人語りする物語で、
”サケヘ”という繰り返しのリズムが特徴です。
動物の神様の場合は、鳴き声を元にしたものもあります。
カエルの神様の”トーロロハンロクハンロク”なんかは特に鳴き声っぽくて愛らしいですし、
キツネの神様の”トワトワト”というサケへも、不思議な響きで気に入っています。
 
いろんな動物が出てくるお話がありますが、この絵本は「梟の神が謡った話 コンクワ」を元にしています。
”梟”は、シマフクロウのこと。北海道で見られる一番大きなフクロウで、悪いものがやってくる夜に
大きな瞳で見張ってくれる、と考えられ、村の守り神として大事にされ、尊敬されていたそうです。
お話に触れるたびに、動物に対する考え方の違い、共通する部分、いろんな事に気付きます。
ぜひぜひ、「アイヌ神謡集」の方も、お手に取ってみてください。